much と many の違いとついでに a lot of

文法

Kui です。

今回は much と many の違いを簡単にまとめて、一緒に a lot of/lots of の表現についても取り上げようと思います。

much は不可算、many は可算

見出しの通り、much は不可算の名詞や名詞句に、many は可算の名詞や名詞句に使う。

ここを押さえておけば、much と many のどちらを使うべきかで迷うことはなくなるはずです。

例を挙げていきましょう。

much + 不可算名詞の例

I don’t take much sugar in coffee.
コーヒーに砂糖をあまり入れない。

There’s not much difference in price.
価格に大した違いはない。

sugar も difference も個数で表すことのできない、不可算名詞です。

(角砂糖は個数で表せるかもしれませんが、ここでいう「砂糖」は、普通一粒ずつ数えようとはしない、粒状のものを思い浮かべてください。)

many + 可算名詞の例

Not many people do that.
あんなことをする人は多くない。

How many days are left?
あと何日ある?

people(person)も day も可算名詞です。

迷う場合→名詞が問題

以下は、どちらもあり得ます。

I don’t have much opportunity.
There are not many opportunities.
機会があまりない。

この例に出てくる opportunity という単語は不可算名詞として使われる場合もあるし、可算名詞として使われる場合もあります。

much は不可算、many は可算ということを押さえた後は、名詞の可算/不可算を学んでいくのが良いと思います。

a lot of は可算も不可算もOK

可算/不可算で使い分けが必要な much/many に対して、a lot of/lots of はそこを気にする必要がありません。

I got a lot of benefit from my parents.
両親から多くの恩恵を与えられた。

a lot of words
たくさんの言葉

a lot of という表現と lots of という表現がありますが、この二つに大した差はないようです。

また、much/many と比べると、a lot of/lots of はよりくだけた表現(informal)ということになります。

会話で much/many が好まれない例

これは注意点です。

ここまで、much/many の用例を挙げてきましたが、普通の肯定文がなく、否定文や疑問文ばかりであることに気が付かれたでしょうか?

実は much と many は日常の会話で、肯定文で使うと堅苦しすぎる感じを与えてしまうようで、あまり好まれないようです。

(否定文や疑問文で使う場合は問題ありません。)

なので、会話で「多くの」ということを言いたいときは a lot of を使うのが無難かもしれません。

フォーマルな場面では much/many の方が適切です。

また、a lot of と同じ形でよりフォーマルな言い回しとして、a great deal of というのがあることを押さえておくと良いと思います。

まとめ

以上 much と many の使い分けや注意点について超簡単に説明しました。

以下が今回のまとめです。

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much と many の違い

● much は不可算名詞
● many は可算名詞
● a lot of はどちらもOK

※注意点※
日常会話で much/many の肯定文は不自然
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参考になれば幸いです。 🙂

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