comprehend と comprise の共通点 【辞書プロジェクト#53】 comprehend – con

Kui です。

英英辞典 Longman Pocket English Dictionary の読破を目指すプロジェクト 53 回目の記録です。

この記事では、個人的に英語学習の一環として始めた「辞書を全部端から端まで読んでみよう」ということを続けているというもので、その過程で気になった単語や調べて勉強になったことを、メモしているものです。

英語に興味があってお時間のある方、宝探しのつもりでご一読いただけたらと思います。中には、ためになる情報が混ざっているかもしれません。

今回の単語一覧

今回ピックアップする単語は以下の通りです。

  • comprehend (理解する)
  • comprise (含む)
  • compromise (妥協する)
  • compulsory (強制の、義務の)
  • con (だまして~させる)

com- で始まる単語が多いので、com- という要素がもつ語源的な意味を少しまとめておきたいと思います。

comprehend と comprise は、語源的に似た要素を持っています。この点についても説明していきます。

compromise は com- と promise(約束) に分解して考えれば、すぐに覚えられそうです。

compulsory はあまり見たことがありませんでした。compul- の部分が compel という単語と似ています。そして、意味も似ているので、関連させて覚えるのがいいと思いました。

最後の con は「賛否」の意味の pro and con の方ではなく、treat(だます)という意味の方でした。

I was conned out of all of my money.
有り金全部巻き上げらちまった。

語源 com- について

com- は「一緒に」という意味のものと、「完全に」という意味のものとがあります。

「完全に」の意味の com- は一緒にくっついている要素を「強調」する働きがあります。

今回出てきた単語は、以下のように分類できます。

  • 「一緒に」の意味の com-
    comprise (一緒に掴む)
    compromise (一緒に約束する)
  • 「完全に」の意味の com-
    comprehend (完全に掴む)
    compulsory (compel) (完全に押す)

compromise は異なる利害を持つもの動詞が、互いに約束し合えるように歩み寄る、そのときに「妥協する」ということになります。

comprehend と comprise は同語源

前半の com- は、前述のとおり別の意味なのですが、後半の方、comprehend の -prehend と comprise の -prise は「掴む」という意味の同じ語源です。

comprehend は「完全に把握する」だから「理解する」という意味になり、

comprise は「一緒に掴む」だから「含む」という意味になっています。

他に surprise や enterprise 、prison も同じ「掴む」という意味の語源になります。

surprise の sur- は「上」という意味。「上から掴む」で「不意をついて驚かす」イメージです。

enterprise の enter- は「中」という意味。何かを「手中に収める」イメージ。ちょっと結び付けにくいかもしれませんが「事業・企業」という意味になります。

prison は「刑務所」ですが、罪人を「掴む」「拘束する」イメージと結びつきます。

  • prise/prehend は「掴む」
    comprehend / comprise / surprise / enterprise / prison

以下、例文。

I don’t think I fully comprehend what you teach.

This novel comprises three sections.
(Three sections were comprised in this novel.)

comprehend の派生語

派生語の comprehension と comprehensive は覚えておきたいです。

comprehension は comprehend の派生名詞です。

「理解」という意味ですが、学業の場面では「理解度テスト」という意味で使われる場合があります。

listening comprehension
リスニングテスト

reading comprehension
読解テスト

comprehensive はちょっと意味が変わります。

「理解できる」のは「幅広い知見、広い視野を持っているから」とこじつけます。

comprehensive は「包括的な、総合的な」という意味です。

compulsory と compel

compulsory は「強制の」という意味の形容詞です。

一方、compel は「無理やり~させる」という意味の動詞です。

compul と compel は音がほぼ同じで、語源的にも同じことばになります。2単語、関連させて覚えたいです。

a compulsory subject
必修科目 <=> an optional subject

compulsory education
義務教育


本日はここまでです。 🙂