Kui です。
英英辞典 Longman Pocket English Dictionary を端から端まで読んでいこう!ということをしております。
今回取り上げる単語は cell という名詞です。
日本語でセルと言えば、Excelの「セル」が浮かぶでしょうか。
この cell と関係あるのかどうか、といったことを含めて見ていきたいと思います。
cell
英英辞典の語釈を見てみよう
cell
1. a small room in which a prisoner is kept
2. a very small part of a living substance1. 囚人を閉じ込めておく小さな部屋
Longman Pocket English Dictionary
2. 生き物を構成する物質のとても小さな一部分
1.の意味は英和辞典だとよく「独房、独居房」といった訳が付けられます。
2.の意味は日本語では「細胞」のことですよね。
living substance という表現が難しく感じました。検索すると「生体物質」という訳が出てきます。substance はよく「物質」という言葉で訳されることが多いです。
語源を見てみよう
cell は語源的には「貯蔵室(storeroom)」というふうに、何か大事なものをしまっておく(あるいは隠しておく)ための小さな部屋という意味だったようです。
「小さな部屋、あるいは箱」というイメージが派生して「独房」や「細胞」といった意味で使われるようになったと考えられます。
Excel の セル ももちろん この cell です。
「cell は小さい部屋や箱のこと」というイメージで覚えたいと思います。
「電池」という意味もある
cell には「電池」という意味もあります。
これはバッテリーの構造を調べるとなんとなく納得がいきます。
バッテリーは、電気を貯めるためにいくつかの層に分かれていて、分かれた一つ一つの部分を cell というようです。
参考: バッテリーの構造と仕組み
人間などの生き物が細胞(cell)の集まりでできているように、バッテリーも cell の集まりでできています。
以下も併せて覚えておきたいです。
a dry cell 乾電池
a solar cell 太陽電池
a storage cell 蓄電池
「小さな部屋、箱」というイメージとともに、それらが「集まって何かを構成するもの」であるというイメージを持っておくといいかもしれません。