Kui です。
英英辞典 Longman Pocket English Dictionary の読破を目指すプロジェクト 51 回目の記録です。
この記事では、個人的に英語学習の一環として始めた「辞書を全部端から端まで読んでみよう」ということを続けているというもので、その過程で気になった単語や調べて勉強になったことを、メモしているものです。
英語に興味があってお時間のある方、宝探しのつもりでご一読いただけたらと思います。中には、ためになる情報が混ざっているかもしれません。
comparable
- 大きさや重要性が類似している
compare と able で、直訳すれば「比較できる」となります。
比較できる、ということは
ほとんど同じだけど、少し違うから。
An era of economic transformation comparable in its scale and its scope to the Industrial Revolution.
規模・範囲の点で、産業革命に匹敵する経済転換の時代
動詞 compare は ~と比較する という意味ですが、
~と に当たる部分は前置詞のバリエーションがいくつかあって、
ただ意味的な差異はあまりなさそうです。
compare [to, and, with]
名詞 comparison も要チェック。
in comparison with ~
~と比較して
comparative
- 比較の
- (文法用語)比較級の
comparative linguistics
比較言語学
compartment
- 電車の一部屋 (車室)
- 仕切られた(separated)ところ
com- は「強意」
part は「分ける」
なので、単純に「分ける」ということです。
その名詞なので、「分けられたところ」というのが原義のようです。
compassion
- 苦しんでいる人の気持ちを理解すること
com- は「ともに」
passion は「苦しむこと」
なのでこの意味になります。
また「助けたい」というような「思いやり」の意味もあります。
「思いやりがある」という意味の形容詞は compassionate です。
compatible
- 同じ考えや興味を持ち、いい関係が築ける
- 問題なく共存できる、共用できる
Her action is not compatible with her character.
彼女の行動は性格に合わない。
名詞は compatibility
「互換性」という意味でも使われます。
hardware and software compatibility
ハードとソフトの互換性
compel
- 誰かに強制的に何かをさせる
Her illness compelled her to stay home.
彼女は病気で家にいるしかなかった。
compel から派生した compelling という形容詞は、
「強制力がある」
ということから、それくらい
「人を引き付ける、無視できない」
というような意味で使われます。
compensate
- 何か良いことをして、他の悪いところを軽減させる
「つぐなう」ということです。
語源的には
com- 「一緒に」
pensate 「吊る」
「一緒に吊る」です。
てんびんをイメージしてください。
良いことと悪いことを同等にして、吊り合わせようとする
そんな感じです。
こんな使われ方もあります。
I felt compensated for my efforts because she looked so happy.
彼女がとてもうれしそうなので、がんばってよかった(報われた)。
‘my efforts’ と ‘her looking so happy’ がてんびんにかけられています。
compensation
- 傷つけられたり、ひどい扱いを受けたり、何かを失ってしまったりしたことに対して与えられるお金(賠償金)
- 悪い状況をちょっと良く思わせてくれること
2つめの意味は、たとえばこんな文で出てきます。(日本語訳のみ)
「失業でもいいことはある、例えば朝早く起きなくていい とか」
本日はここまでです。 🙂