Kui です。
本日から辞書を端から端まで読み切る挑戦を本格的に開始しました。
今日の進捗は辞書の最初の見出し語 “a” から 91番目の見出し語 “act” までです。
ページ数にして 5 ページ分です。
教材として使っている Longman Pocket English Dictionary は 626 ページほどあるので、このペースでいきますと 130日くらいかかりそうです。
…慣れてきたら、スピードが上がることを期待しています。
それでは、今回読み進めていったところまでで役に立ちそうなことを記録していきたいと思います。
a の意味について
冠詞 “a (an)” という語について、これは特に意味があるわけではなく単数 (singular) の名詞や名詞句の始めにつけるただの飾りだという認識でしたが、もう一つ大切な使われ方がありました。
それが「1単位あたり~」という表現です。
It’s cost 10 cents a bag.
(ひと箱 10 セントです)
two times a month
(月に 2 回)
a の重要な用法として、しっかり押さえておきたいと思い、ここに書き留めときます。
abandon
これは単純によく知らなかった単語です。
おおまかな意味は日本語で「放棄する」という単語です。
私は大学時代、英単語の語源にけっこう魅了された経験があり、良く知らない単語と仲良くなるためには、その単語の出自を知るということが、結構役に立つので、語源を調べてみました。
abandon の語源
abandon の語源は次の通りです。
「a-」~の下(もと)に
「-bandon」管理する
~の下に管理する というのが abandon の語源的な意味だということになります。
ここから意味が派生して、自分が持ち物を「誰かの下で管理させる」という感じになり、「放棄する」とか「断念する」という意味で使われるようになったのだと推測できると思いました。
abandon の実例
人を見捨てる
The mother abandoned the baby.
あきらめる
abandon one’s holiday because ~
(~のため休日返上)
abbey
これは意味だけ残しておきます。
大きな教会、大修道院という意味です。
ABC
こんな見出し語もあるのですね。
これで「アルファベット」という意味です。日本語で「いろは」と言うのと似ています。
abdomen
「腹部」という意味。
abduct
「誘拐する」という意味。
ablaze
「燃え盛る」という意味。
abolish
法律などを「廃止、撤廃する」という意味。
派生語として abolition [名詞] があります。
abortion
「流産、中絶、中止」という意味です。
above all 他の何よりも
above は「~の上に」という意味のよく知られた前置詞ですが、物理的なだけでなく「何かと比べて上位に」という意味があるということを改めて、このフレーズで押さえておこうと思いました。
使用例:
You should try to remain calm above all.
(何より落ち着いたほうがいいよ)
abrupt
「急に」という意味の形容詞です。
急ごしらえで「ぶっきらぼうな」感じや話の「まとまりがない」感じを表すときにも使われます。(an abrupt answer)
absent-minded
absent も mind も簡単な単語ですが、この形を見たことがなかったので載せておきます。
「忘れっぽい」とか「ぼうっとした」感じですね。
absorbing
absorb は「吸収する」という意味ですが、これがこの形になるととても「興味をそそられる」感じを表します。
引き付けられて吸い込まれていく感じですね。
abstain
abstain from ~ で「~を控える」という意味。
できる、あるいはやりたいけど、「やらないようにする」というニュアンスでしょうか。
abstain from smoking
(たばこを控える)
absurd
「ばかげた」という意味。
absurd の語源
ab-: ~から離れて
-surd: 耳が聞こえない
合わせて「~から離れていて耳が聞こえない」状態。これが「道理が通じない」という意味となり、常識はずれで「ばかげている」という意味になったと思われます。
abuse
「悪用する」「乱用する」といった意味になります。
同じ形で「悪用」「侮辱」といった名詞としても使われます。
abuse の語源
ab-: absurd の ab- と同じ ~から離れて
-use: これはそのまま「使う」という意味
つまり、本来の使い方とは逸脱した感じで使うということになるので、「悪用」とか「乱用」という意味になるのだと納得しました。
派生語として形容詞の abusive もここにメモしておきます。
accelerator
これは注意書きです。日本語でアクセルというのが英語では accelerator となります。
accelerate という動詞があり、これが「加速させる」という意味です。
これに「~するもの」という意味の -or がくっついて、accelerator「加速させるもの=アクセル」ということですよね。
acceptable
これは accept の派生語ですが「十分な」というような意味になります。
受け入れられるぐらい満足のいくクオリティということだと思います。
accommodate
「収容する」、「泊めてあげる」、「順応させる」という意味です。
accommodate の語源
ac-: ~に
com-: 一緒に
-modate: 測る
これをまとめると、「~と一緒に測れるようにする」ということになります。
ちょっとピンときませんが、一緒に測れるようにするには、何かしらを「合わせたり」「同じ場に置いてあげたり」など何かしら「用意をする」必要があるということで、こんな意味になったのか、と考えることにします。
「融通してやる」とか「金の工面をする」といった意味もあるようです。
account は意味が多い
account にはたくさん意味があるので、まとめて残しておきます。
「話」「記述」「報告」
an account of business
(業務報告書)
give a good acount of her
(いい話→ほめる)
「つけ」
Do you have an account at this store?
(この店でツケが利きますか?)
「預金」
pay the money into her account
(口座に振り込む)
「~のせいで」on account of ~
account of the bad weather
(天気が悪いせいで)
「考慮」 take ~ into account
take the price into account
価格を考慮に入れる
「支払い、会計」
accounts department
(会計課)
※複数形で使われるのが通例です。
動詞として
「理由を説明する」
That accounts for the accident.
(それで事故が起きたのか)
accumulate
「積み上げる」という意味です。
accuse
「訴える」「非難する」という意味です。
acorn
「どんぐり」です。
acronym
「頭字語」といって、複数の単語からなるある物の名前を単語の頭文字だけとって並べたものです。
例:laser(レーザー)
よくわかりませんが、レーザーはなんと、lightwave amplification by stimulated emission of radiation のacronym だったのですね!
(電磁波の誘導放出による光線の増幅)
以上が本日の成果となります。
今後もがんばろうと思います 🙂