bowは「曲がる」と覚える【辞書プロジェクト#15】

Kui です。

英英辞典 Longman Pocket English Dictionary の読破を目指すプロジェクトの 15回目の記録です。

今回調べた単語たちがこちら。

boundary「境界線」

bound で「境界、限界」という意味の名詞です。

これに「~に関する場所」という意味の -ary がくっついてできた単語のようです。

「境界線」といえば border という言葉も同じような意味だと思います。

the Brazil and Paraguay border
(ブラジルとパラグアイの国境)

the boundary between Iran and Iraq
(イランとイラクの国境)

こんな風に、同じような意味で border と boundary は使われます。

ひとつ、ニュアンスの違いとして boundary は「越えてはならない、越えられない」というニュアンスがあるようです。

そのため「国境を越える」と言うときには boundary ではなく border を使うのが自然だと思われます。(boundary だと越えてはならないものを越えた感じになってしまうかもしれません)

「国境を定める」とか、地図を指さして「ここが国境線だ」などというときには border も boundary も使えるようです。

be bound to~「確かに~する、起こる」

この bound は boundary とは関係がなく、「縛る、結び付ける」という意味の動詞 bind の過去分詞が形容詞的に使われているものです。

「~するように結び付けられている」という逐語的な意味から、物事が運命や何かしらの確信に結び付いて「きっと~する」というふうな意味になったのだと思われます。

Our project is bound to fail.
(われわれのプロジェクトはきっと失敗する)

Mike is bound to be in his office.
(マイクは会社にいるはず)

bouquet「花束」

つづりからも想像がつくかもしれませんが、フランス語由来の単語です。

日本語でも「ブーケ」とカタカナで表記しますよね。

もとは「木立ち」という意味の単語から来ているようです。

bout「一時的に激しい活動の期間」

bout は訳すのが難しいです。

もともとは「曲がる」という意味のことばから来ているようで、そこから何かしらの活動の(一時的な)「変化」を表すことばになったのではないかと思われます。

次の例は、ウイルスが活発になってやられるようなイメージでしょうか

have a bout of flu
(インフルエンザにかかる)

一時的に湧き上がる「激しい感情」という場面でも使われます。

bouts of irritability
(苛立ち)

上記の2例からもわかるかもしれませんが、この単語は「これ!」と当てはまる和訳が見当たりにくいと思います。

英英辞典の語釈からニュアンスを把握して、あまり意識的に(逐語的に)訳さないほうがよいかもしれません。

boutique「ブティック」

こちらもフランス語由来の言葉シリーズです。

もともとは「小売店」という意味の単語ですが、boutique といえばほとんどが(主に女性向けの)小さな洋服屋さんを指すことが多いと思われます。

bow「お辞儀する、屈服する、曲がる」

He bowed before the queen.
(彼は女王の前で頭を下げた)

相手に頭を下げるということは「屈服する」ことである場面もあります。

bow to his wishes
(彼の望みに従う)

もともとこの bow は「曲がる」という意味の言葉が語源になっています。

次のように、老齢などで「腰が曲がる」というときにも使われます。

She is bowed by old age.
(彼女は老齢で腰が曲がってる)

名詞としても使われます。

He gave her a deep bow.
(彼は彼女に深々とおじぎした)

bow「弓」

もうひとつの bow です。

「弓」という意味ですが、狩りに使うあの弓だけでなく、バイオリンなどを演奏するときに使う弓も同様に bow といいます。

弓の形状を考えてみてください。

棒の端と端を弦で結び付けられて、曲がった(しなった)形をしていてこれを「弓なり」ともいいますよね。

辞書には先ほどの「おじぎをする」bow と「弓」という意味の bow は別の見出し語として載っているのですが、この2つは語源的には結局のところ同じ「曲がる」という意味の古い言葉にさかのぼれるようです。

bow =「曲がる」と覚えて、体を曲げる「おじぎ」と曲がった形の道具である「弓」を同時に思い出せるようにしておくと良いと思いました。

あとこれが不思議なのですが、この bow には「蝶々結び」という意味があります。

bow tie は「蝶ネクタイ」ということになります。

bowel「腸、内臓」

the large bowel が「大腸」で the small bowel が「小腸」ということになります。

bow-legged「O脚の」

先ほどの bow の説明からピンとくるかもしれません。

bow は「曲がる」という意味であり bow-legged は「曲がる脚の」ということになります。

なので「がに股」とか「O脚」という意味になります。

Boxing Day「ボクシングデー」

クリスマスの翌日 12月26日 のことで、英和辞典では「クリスマスの贈り物の日」などという訳が付いています。

この日に、配達人に Christmas Box という祝儀のようなものを贈る風習があるそうです。

戦うほうのボクシングではなく、(贈り物の)箱という意味のボクシングのようですね。

box-office「チケット売り場」

映画館などにあるチケット売り場のことです。

辞書の説明はこうです。

a place in a theatre or cinema where you can buy tickets

Longman Pocket English Dictionary

少し話がそれてしまうのですが theatre と cinema の違いはなんだろう?と思いました。

私の中ではどちらも「映画館」だったのですが、辞書をみると cinema は確かに「映画館」ですが theatre は「劇場」という訳が最初に出てきていました。

どうやら theatre (theater) が「映画館」という意味にもなるのはアメリカ英語の方で、イギリス英語では「劇場」という意味になるようです。

brace「留め金」

これはもともと「抱きしめる」という意味の言葉が語源のようです。

「抱きしめる」が「抱き留める」となり、結果的に「留めるもの」という意味になったとわかります。

留め金のひとつとして「蝶つがい」がありますが、そこから「つがい」という意味にも広がっています。

a brace of birds
(つがいの鳥)

brace の語源は「抱きしめる」と述べましたが、さらに元をたどると「腕」という意味の言葉にたどり着きます。

bracelet は「腕輪」ですよね。

braces「歯の矯正器具」

これがひとつの見出し語として載っていました。

形としては先ほどの brace の複数形です。

brag「自慢する」

自分がやったこととか、持っているものなどを「自慢げに話す」という意味です。

同じような意味で boast という単語もありますが、こちらの brag は boast よりもひどく大げさなニュアンスになるそうです。

braid「編んだ髪」

「おさげ」「三つ編み」という意味にもなります。

wear one’s hair in braids
(三つ編みにする)

braille「ブライユ点字法」

Louis Braille という点字法を考案した人物がおり、この人の名前が「点字法」それ自体を指したり「そういう点字法で書く」という動詞を指したりするようになったものです。

brainwash「洗脳して~させる」

「真実ではないことを、あたかも真実であるかのように何度も何度も話すことによって、それが真実であると信じこませる」という怖い意味の単語です。

brainwave「ひらめき」

字義通り「脳波」という意味もありますが「突発的に思い付いたグッドアイデア」というような意味でこの言葉が使われることがあります。

have a brainwave
(ひらめく)

brainy「頭がいい」

brain に full of というような意味の -y がついて brainy なので「頭がいい」ということになります。

brake「ブレーキ」

break ではなく brake です。

bran「ふすま」

「オールブラン」のブランです。

ブランは小麦の「ぬか」です。


本日はここまでです 🙂