business は busy+ness 「忙しくて手がふさがっている様子」【辞書プロジェクト#21】

学習方法

Kui です。

英英辞典 Longman Pocket English Dictionary の読破を目指すプロジェクト 21回目の記録です。

今回の単語はこちら。

burglar

いきなり物騒な単語ですね。

多くは盗み目的で「建物に不法に侵入する人」のことを言います。

the burglar alarm
盗難警報器

これ系の単語で他に robber や thief があります。

どのように違うか、ちょっと比べてみましょう。

burglar, robber, thief の違い

こういうときは、やはり英英辞典の語釈を比べてみるのが一番です。

以下はすべて Longman Pocket English Dictionary の語釈です。

burglar
a person who enters buildings, usually by force, and steal things from it

robber
a person who steals something from a person, a bank, or a shop

thief
a person who steals

んー、ちょっとどれも似通っていますね。

burglar は建物に侵入する人のことで、robber はその場で人から盗む人のことも言うし、銀行やお店から盗む人のことも言う、thief は単に「盗む人」という説明になっています。

もう一つ、私がよく参考にする Oxford Dictionary of English の語釈も見てみました。

burglar
a person who commits burglary

burglary
illegal entry of a building with intent to commit a crime, especially theft

robber
a person who commits robbery

robbery
the action of robbing a person or place

rob
take property unlawfully from by force or threat of force

thief
a person who steals another person’s property, especially by stealth and without using force or threat of violence

いかがでしょう。違いがもっと明瞭になってきませんか?

burglar はやはり「建物に侵入して罪を犯す人」という意味であり、「泥棒」という感じがします。

一方、robber は steal というよりも rob なので、武器や暴力で脅しをかけて物を盗む「強盗」という感じで、この中では一番怖いです。

thief は “especially by stealth and without using force or threat of violence” とあるように、「スリ」っぽい感じがします。

以下、まとめです。

  • burglar
    泥棒(建物に不法に侵入する人)
  • robber
    強盗(暴力で脅して盗みをする人)
  • thief
    スリ(気づかれないようにこっそり盗む人)

burp

「げっぷ」のことです。

belch という単語もあって、だいたい同じ意味になります。

人前で burp, belch は避けましょう。

burrow

「穴」のことですが、特に「巣穴」のことを言うことが多いです。

Prairie dogs inhabit burrows.
プレーリードッグは巣穴に生息する。

また、動詞でも使います。

burrow into ~で「~に穴をあける、~を掘る」という意味になります。

burrow into wood
木に穴をあける

また「根掘り葉掘り」という言葉があるように、「掘る」というのは「徹底的に調べる」という意味に通じることがあります。

burrow into documents for ~
~を探して資料をあさる

business

business と言えば「仕事」とか「商売」という意味がぱっと浮かぶでしょうか。

この business という単語は busy「忙しい」という単語に関係があります。

「忙しくて手がふさがっている状態」が business のイメージです。

そのため、仕事や商売に関わらず、極端な話、business は、「自分が手を付けることすべて=自分に関することすべて」です。

この意味で、他人の business には手を出さないほうがいい、そう考えさせられるイディオムがあります。

2つ載っていたので、書き残して置こうと思います。

両方とも同じような意味です。

mind your own business

字面だけ見ると「自分自身のことだけ考える」という意味です。

辞書にはこんな説明がされていました。

「誰かに何か尋ねられたときに、答える気がないことを伝えるための rude な方法」

この rude は「荒っぽい」といった感じですかね。ちょっと攻撃的なニュアンスが出る感じでしょうか。

Who are you going to the party with?
誰と一緒にパーティに行くんだい?
Mind your own business.
自分のことだけ考えてなよ=知ったことか

こんな風に命令文で使って、相手をばっさり切る感じです。

none of your business

先ほどの mind your own business から、意味は想像がつくと思います。

It’s none of your business how I spend my money.
俺が俺の金をどう使うかは、お前には関係ない。

bustle

「せかせか動き回る」です。

She is bustling about cooking supper in the kitchen.
彼女は夕食の支度に台所でせかせかと動き回っている。

この about には「あちこち」という意味があります。

移動を表す動詞のあとに about が来ると、こういうイメージを生み出すようです。

(bustle はせかせか動き回るということで、移動を表す動詞のひとつです)

他の移動を表す動詞の例も見ておきました。

walk about here and there
あちこち歩き回る

rats ran about the attic all night
ネズミが一晩中屋根裏を走り回った


本日はここまでです 🙂

次回から “C” で始まる単語に入ります!

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