brawl は ‘aw’ の発音に注意【辞書プロジェクト#16】

学習方法

英英辞典 Longman Pocket English Dictionary の読破を目指すプロジェクト 16回目の記録です。

この間、英文を読んでいたところ、このプロジェクトで調べた単語がでてきて、意味がすっと出てきたのでうれしかったです。

教材はひとつだけに集中するのもいいですが、いろんなメディアに触れていろんなところから英語をインプットすると、よりよい気がします。

brand-new

「全く新しい、一度も使われていない」という意味の形容詞です。

completely new; never used before

Longman Pocket English Dictionary

要は「新品」です。

ジーニアス英和大辞典、ランダムハウス英和大辞典によれば、brand-new の brand は「炉」のことだそうです。

「炉から出たばかりで新しい」というのがもともとの意味のようです。

a brand-new car
新品の車

a brand-new Dictionary
新品の辞書

a brand-new minister
新任の大臣

brash

「過度に自信満々にふるまったり、過度に大きな声で話したりする」という意味の形容詞です。

迷惑な人ですね。

英和辞典で見ると「でしゃばり」とか「生意気」という訳が出てきます。

Oxford Dictionary of English で見つけた例文です。いやなやつを表す他の形容詞も、まとめて覚えてしまいましょう。

He was brash, cocky, and arrogant.
彼はでしゃばりの生意気で傲慢なやつだった

brat

「悪ガキ」という意味の名詞です。

軽蔑の気持ちが込められた言葉なので、あまり自分で使うことはない(ことを祈る)と思われます。

a spoilt brat
甘やかされて育ったクソガキ

bravado

「勇気や自身があるかのように取り繕うための行動」という意味の名詞です。

英和辞典で見ると「強がり」「虚勢」といった訳がでてきます。

brawl

「やかましい争い」という意味の名詞です。

The discussion became a brawl.
議論が口喧嘩になっちゃった。

“aw” の発音に注意

brawl は “aw” とあるので、日本人の感覚だと「ブラウル」と発音してしまうことがあるかもしれません。

が、英語では “aw” という綴りの場合たいていは「オー」という発音になります。

他の単語の例を挙げておきます。

awesome オーサム
生かしてる

awkward オークワード
不格好な

law ロー
法律

breach

「法律やルール、合意を破る行い」という意味の名詞です。

英和辞典では「違反」とか「不履行」といった堅い言葉で訳されています。

breach of promise
違約

breach of confidence
秘密漏洩

breach of privacy
プライバシーの侵害

breadth

「幅」という意味の名詞です。

width と似た意味ですね。

width は wide に -th が付いてできた言葉です。

一方この breadth も同じく「広い」という意味の broad という単語に -th が付いたものになります。

be 9 feet in breadth
幅9フィートある

breadwinner

「家庭内で一番の稼ぎがある人」のことです。

一家の「大黒柱」といった感じでしょうか。

My mother was the breadwinner after my father became ill.
父が病気になってからは、母が一家の稼ぎ手だった。

breakthrough

「重大な新発見、進歩」のことです。

make a breakthrough で「大躍進する」などと訳したりします。

a technological breakthrough
科学技術の飛躍的な発展

a breakthrough in the treatment of cancer
がん治療における新発見

breaststroke

「平泳ぎ」のことです。

breather

「ほっと一息つくこと」です。

take a breather
一息入れる

breathtaking

「息をのむような」という意味です。

息をのむようになるのは、こんなときです。

  • Very exciting
    a breathtaking performance
    息をのむほどドキドキワクワクする演技
  • Very beautiful
    The scene was one of the breathtaking beauty.
    そのシーンは息をのむほど美しい場面のひとつだ。

brew

お茶やコーヒーを「淹れる」という意味の動詞です。

最近よく「コールドブリュー」ということばを見たり聞いたりしたことはないでしょうか。

水出し/低温で抽出して作ったコーヒー飲料にこの言葉が使われています。

コールドブリューの「ブリュー」がこの brew です。

また、ビールを「醸造する」という意味もあります。

brewery といえば「ビール工場」です。

She brewed a pot of tea.
彼女はポット一杯分のお茶を淹れた。

また、こんな用法もあるということがわかりました。

There’s trouble brewing
問題が持ち上がっている。

I think a storm is brewing.
嵐の予感がする。

「何か悪いことが起こる」という意味です。

どこかでコーヒーやお茶を淹れるみたいに、よからぬことが支度されているという感じなのでしょうか。

bribe

「不誠実あるいは違法なやり方で助けてもらうためにお金をあげる」こと、すなわち「わいろを贈る」という意味です。

動詞としても、名詞としてもこの形で使われます。

ジーニアス英和大辞典に面白い例文がありました。

A cat can never be bribed nor its affection bought.
猫にわいろは通じないし、猫の愛情を買うこともできない。

名詞としては offer や take を使ってこんなふうに表現します。

offer a bribe to him
彼にわいろを贈る

take bribes
わいろを受け取る

bribery という名詞もあります。bribe は、渡したり受け取ったりされる「お金」のことを指しますが、 bribery は収賄・贈賄という「行為」を意味します。

bridle

「馬勒(ばろく)」のことです。

と言われても私はよくわからないのですが、ジーニアス英和大辞典を調べてみたところ、以下の解説がありました。

馬の頭部につける headstall (おもがい)、bit (くつわ)、reins(手綱) の総称

ジーニアス英和大辞典

brim

「コップのふち」という意味です。

「帽子のつば」という意味もあります。

「グラス一杯になみなみ注ぐ」という表現でこの単語が使われます。

The glass was full to the brim with water.
グラスはふちまでなみなみと水で満たされていた。

このイメージから「あふれる、あふれそうになる」という意味にもなったりするようです。

a hotel filled to the brim
満員のホテル

Tears brimmed in his eyes.
涙が目からあふれ出た。

これは動詞として使われている例ですね。


今回はここまでで take a breather です。

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