brow は眉?額?【辞書プロジェクト#18】

Kui です。

英英辞典 Longman Pocket English Dictionary の読破を目指すプロジェクト 18回目の記録です。

今回の単語はこちらです。

brood

「あることについて、怒って/あるいは悲しんで、長い間考える」

と辞書にはあったのですが、英和辞典を引いて最初に出てくるのは次の意味です。

「(親鳥が)卵を抱く」

これがこの単語のもともとの意味のようです。

鳥が卵を長い間あたためている様子が、何かをじっと考えているように見えたのでしょうか。

I brooded at length on the my failure.
自分の失敗についてを長々と考え込んだ。

She broods over her misfortunes.
彼女は自分の不運についてくよくよする。

こんなふうに、悩んでも仕方がないのだけれども、ずっとそのことに考えてしまう様子です。

このときの頭の中の様子を想像してみてください。

きっと「もやっと」した感じがすると思います。

このようなイメージから、「暗雲が垂れ込める」のような表現でも使われます。

Dusk was brooding over there.
たそがれどきであちらが暗くなり始めた。

英和辞典には《文》とありますから、文学的な表現だということになります。

普通の会話ではこの「垂れ込める」という意味では使われないでしょう。

broom

「箒(ほうき)」

最近はこれを使う人は少ないですかね。意外と知らない単語かなと思い、載せてみました。

掃除するときに使う、あの「ほうき」です。

ロングマンの辞書では「柄の長いブラシ」と説明されています。

ことわざを見つけました。

A new broom sweeps clean.
新しいほうきはきれいに掃ける。

「新任の人が、これまでの環境をどんどんと変えていく様子」を表すことわざのようです。

政治の改革とか、職場での改善とか、そういうことを、新しく入ってきた人が熱心に行うイメージでしょうか。

brow

これは英和辞典だと「眉(まゆ)」と出てきます。

ロングマンの辞書には「目と髪の境目に位置する顔の一部分」とありました。

「まゆ」だとすると、この説明は絶妙な前髪の長さじゃないと、成立しないような気がするのですが…。

それとも、目の上から髪が生えるところまでの額の部分全体を指すのでしょうか。

例文、フレーズで確認してみました。

plucked brows
眉毛を抜いた眉

pluck は毛を「引き抜く」という意味です。

なので、これは「眉毛がない状態のまゆ」を表すと思われます。

次のフレーズはどうでしょうか。

He wiped his brow.
彼は額の汗をぬぐった。

これは「額(ひたい)」ですよね。

文を見れば、意味がわかると思いますが、「まゆ」という意味の場合もあるし、「額」という意味の場合もあるということですね。

「まゆ」を意味する場合は複数形の brows となっているのが普通のようです。

browse

ブラウザと言えば、Chrome とか FireFox とか Safari など、Webサイトを見るために使うソフトのことですが、なぜ「ブラウザ」と言うのかを知っておくのは良いことだと思います。

ブラウザ browser は この動詞 browse から派生した語です。

browse の意味はおもに次の3つです。

  1. 動物が草を食べる
  2. 雑誌などをパラパラめくる←読んでない
  3. インターネットで情報を探す

もともとは 牛などが草をちょぼちょぼと食べるという意味の言葉だったと思うのですが、このイメージが「拾い読み」をするような様子に派生して、さらに物事に「ざあっと目を通す」という意味になり、その様子がネットサーフィンをする様子と合致したのだと思われます。

草食べる→本をパラパラめくり読む→ネット見る

動物が草を食べるという描写からインターネットを見るという最新技術の描写に移り変わっていく様子に、圧倒されます。

言葉の意味は、思わぬ方向に進化することがあるのですね。

なので、 browser には「ウェブブラウザ」という意味だけではなく、「草をはむ牛」とか「立ち読みをする人」とか「ウィンドウショッピングする人」という意味もあります。

bruise

「あざ」という意味。

あざができてしまう原因のひとつとして「殴られる」というのがあると思います。

「殴る」は blow です。

どちらも b で始まる物騒な意味の単語なので、まとめて覚えておくといいと思います。

「blow されて bruise ができる」と覚えてみる

brunet

髪や瞳や肌が「褐色がかった人」のことです。

女性の場合は brunette という風に使い分けることもあるようですが、わざわざ男女別々にしなくてよい という意見もあるようです。

いずれにしても発音は同じ「ブルーネット」です。

brunt

これは次のフレーズで覚えると良いと思われます。

bear the brunt of something
矛先をこうむる→矢面に立つ

brunt は「矛先、主力」という意味です。

「一番痛いところ」ということですね。

bear the brunt of criticism
非難の矢面に立つ

The west coast bore the brunt of the storm.
西岸が嵐の打撃を受けた。

Brussels sprouts

「芽キャベツ」です。

Brusselsはベルギーの首都ブリュッセルのことです。

芽キャベツはベルギー原産のようですね。


本日はここまでです 🙂