cape の意味と語源|英語、日本語、ポルトガル語のつながりと偉大なラテン語【辞書プロジェクト#23】

Kui です。

英英辞典 Longman Pocket English Dictionary の読破を目指すプロジェクト 23回目の記録です。

今回の単語はこちらです。

canteen

主に以下2つの意味があります。

  1. 水筒、飯盒
    水筒は water bottle とも言います。
    飯盒とは、「飯盒(はんごう)炊飯」のハンゴウです。
  2. 食堂
    街中のレストラン、というのとはちょっと違います。
    学校やオフィス、工場などの中にあって学生や従業員がごはんを食べるための場所を表します。

They have lunch at the school canteen.
食堂でお昼を食べる。

a canteen of water
水筒1本の水

canvas

大学は campus(キャンパス)です。

canvas(キャンバス)は「粗く織った麻の布地」のことです。

キャンバスで思い浮かぶのは、絵を描くために張るあの布でしょうか。

他にも意味があります。

ボクシングやレスリングをする「マット」
send a boxer to the canvas
ボクサーをキャンバスに沈める→ノックアウト

テント
sleep under canvas
テントで寝る

どちらも布を張ってできたものですかね。

canvass

先ほどの canvas のお尻に s が付いた単語です。

canvas という単語の異形だそうです。

意味は「何かをしてもらおうと頼みに回る」です。

canvass the whole town for subscriptions to the evening paper
町中を夕刊の予約購読をしてもらう(勧誘)のために回る

選挙の投票とか支持を得るために地域を回ることもこの単語で言います。

canvass for votes
投票を得るための運動をする

この単語、こんなふうに意味が派生していったようです。

canvass の意味
布地に包んで投げる

何かを包んで投げかける

議論を持ち掛ける

提案する

支持を求める

いかがでしょう。単語学習の助けになれば幸いです。

canyon

発音は きゃにょん です。

Grand Canyon グランドキャニオン と書けばピンとくるでしょうか。

canyon は「とても深く険しい谷」という意味です。

この言葉の語源は「葦(アシ)」だそうです。同じ語源で cane(茎)という単語もあります。

ですがなぜ、「葦」が「峡谷」を表すようになったのかはよくわかりません。

cape

これは同音同形の異義語をセットで押さえます。

まず「岬」という意味の cape です。

この語源は caput。もとは「頭」という意味のラテン語です。

地図で見ると、ちょこんと飛び出た部分が「岬」です。これが「頭」のようだということでしょうか。

この発想の通りで、岬のことを headland とも言います。

ここに、cap- という綴りではじまる「頭」という意味の語源を持つ単語を参考のために挙げておきます。

cap(帽子)
captain(おさ、指導者)
capital(首都)

Capital letter は「大文字」のことですが、これを使うのはたいてい単語の「先頭の文字」ということから、納得できます。

Cape Town は南アフリカの岬にあるケープ州の州都です。

ケープ

「ケープ」と呼ばれる婦人服があり、この意味です。

袖のない肩掛けのマントのようなものです。

この意味の cape は cappa というラテン語が語源です。

この形、日本語の「カッパ」に似ていませんか?

実は日本語の「カッパ」はポルトガル語の capa という単語が由来です。

そしておそらくこのポルトガル語の capa は元をたどると、上述の cape の語源、cappa というラテン語にたどり着きます。

英語ー日本語ーポルトガル語が同じ語源でつながっています。

ラテン語の影響力は半端ないのです。

日本語の「カッパ」の形を思い浮かべると、cape もなんとなく同じような形のものと言えそうですよね。


本日はここまでです。 🙂