Kui です。
英英辞典 Longman Pocket English Dictionary の読破を目指すプロジェクト 22回目の記録です。
今回の単語はこちら。
cab
主にアメリカ英語で「タクシー」という意味です。
タクシーは普通に taxi という単語もありますよね。
少し話を逸らしますが、この taxi という単語は実は taximeter cab (taxicab) の 頭の taxi だけが残ってできた省略語です。
cab はざっくり「乗り物、車」を指します。一方、taxi は tax とあるように「支払うお金」を意味します。
なので、taximeter は「料金メーター」という意味ですね。
Could you call a cab for me?
タクシーを呼んでいただけませんか
cabinet
最近日本語でも「キャビネット」ということがあると思いますが、「何かをしまっておくためのちょっとした棚」のことをこう言います。
また、まったく別の意味として「内閣」という意味があります。
a filing cabinet
書類整理用キャビネット
a cabinet meating
閣議
cabinet の cabin は「小屋」のことです。-et は「小さい」ことを表す接尾辞です。
この例として tablet という言葉があります。「板」という意味の table に -et が付いた形なので、ああなるほど!という感じです。
ただでさえ「小屋」なのにもっと小さいという意味が加わって、「棚」を意味する言葉になったようですね。
cactus
「サボテン」のことです。
語釈を見て、他の単語も一緒に覚えようと思います。
以下は Longman Pocket English Dictionary の語釈です。
cactus
a plant with sharp prickles and a thick stem that grows in hot, dry places
prickle は「とげ」、stem は「茎(くき)」という意味です。
ちなみに cactus juice は「テキーラ」のことです。
cafeteria
こういうカタカナ語で日本語でもよく聞く言葉も、ちゃんと定義を知っておくことが重要です。
カフェテリア とは自分が食べるものを自分でテーブルに運んでくる形式の食堂のことです。大学の食堂はだいたいこのタイプでしょうか。
前に buffet というのがありました。これも「自分で自分の食べるものをサーブする」という点で似ています。
cafeteria はそういう食堂の形式の一種(a kind of restaurant)で、buffet は食事の形式の一種(a kind of meal)ということになると思います。
calculator
「計算機、電卓」です。そこまで難しい単語ではないと思いますが、ふとしたときに「電卓」という言葉がすぐにこの単語に変換できるかどうか、自分で自信がないため書き残しておきます。
calculate が「計算をする」という意味の動詞になります。
語源が少しおもしろいです。
calculus というラテン語があり、これが「石」という意味だそうです。
昔の人は計算に「石」を使っていたということが察せられて、おもしろいです。
あと calculus は普通に現代英語にもあり「微積分学」という数学の分野のことを言います。
また全然違いますが、「結石」という意味もあります。これは「石」という語源の意味をストレートに受け継いだ感じの意味ですね。
calf
エル(l)は発音しません。「カフ」とか「カーフ」というような発音になります。
「子牛」という意味です。
また、なぜかこの単語には「ふくらはぎ」という意味もあります。
複数形は calves です。発音は「カーブズ」のような感じです。
campaign
キャンペーンと聞けば、日本語では何かしら期間限定の催しのようなイメージが浮かぶと思います。
英語で実際にはどんな意味なのかというと、「政治的な運動」とか「軍事行動」といった感じで、日本語で聞く「キャンペーン」とはやや異なる感じがあります。
a campaign against public nuisances
公害防止運動
a campaign to stop people smoking
禁煙運動
a campaign against guerrillas
ゲリラ対戦
日本語でよく耳にする「キャンペーン」は、次のようなことだと思います。
a sales campaign
大売出し
たまにCMなどで「キャンペーンセール!」といった文言を聞くことがあると思いますが、英語では campaign sales ではなく a sales campaign となる点はご注意ください。
また、この単語は camp(キャンプ)と関係があります。
語源は「野原」という意味の campus というラテン語です。
キャンプの語源が「野原」というのは納得だと思います。
では campaign はどういうことかというと、
野原と言えば戦争、戦争と言えば、活動・運動 といった流れで、意味がしだいに一般化していったのだと思われます。
ちなみに、campus は現代英語で「大学の構内」という意味ですよね。これも同じ「野原」が語源です。
canal と channel
canal は「運河」という意味です。
これと同じ語源でよく目にする channel という単語があります。
形がよく似ていますよね。
チャンネルといえば、ラジオとかテレビのあれですが、英語の channel には「水路」という意味もあります。
またこの意味がより一般化して、単に「ルート、経路」という意味の場合もあります。
何かをある場所から別の場所に移動させるための経路ということでしょう。
canal の 関連語として、運河のイメージと結びつけて覚えておくといいと思います。
channels of trade
貿易ルート
the English Channel
イギリス海峡
candidate
「立候補者」「志望者」という意味です。
選挙に出たり、試験を受けたりする人のことです。
candiatus というラテン語が語源らしく、その意味は「白衣を着た人」だそうです。ローマ時代の選挙の候補者が白衣を着ていたとのことです。
同じ語源で candid という英語があります。
これは「率直な、包み隠しのない」という意味の形容詞です。
「白い」というイメージから純粋で飾らない感じを表すようになったということがうかがえます。
a candid opinion
率直な意見
本日はここまでです。 🙂